魅力的なITプロジェクトから、ベンチャーの今を届けるメディア

買い物同行サービスのファッションスキルシェア「FashionAttendant」

 

皆さんはショッピングをする時誰と行きますか?

 

友達と買い物をすることも、1人で買い物をすることもあるでしょう。

ここで質問です。もし、

 

「ファッションに詳しいオシャレな人の意見を聞きながら一緒にショッピングを楽しめたり、教えてもらえたりできるサービス」

 

があったら、それってすごくエモくないですか?

今日はそんなサービス「ファッションアテンダント」を運営している横路代表にお話を伺ってきました。

 

目次

・買い物同行サービス「ファッションアテンダント」とは

・「ファッションアテンダント」開発の経緯

・サービス立ち上げ時の苦悩

・若者に向けたメッセージ

・終わりに

 

買い物同行サービス「ファッションアテンダント」とは

 

ファッションアテンダント」は、【お気に入りの買い物アドバイザー&街ガイドをWEB上で探せるマッチングサービス】である。

いつも自分のセンスで服を選んでいるけど、オシャレな人はどういう着こなしをするのだろう

いつもの買い物では物足りない。オシャレな人とファッションの話をしながら買い物を楽しみたい

一人の買い物ってなんか寂しいのでちょっと選ぶのを付き合ってほしい!

そんなユーザーの様々な要望に応えられる。

このWEBサイトに登録されているアドバイザーはアテンダントと呼ばれ、現役のアパレルショップ店員やスタイリスト、デザイナーといったファッション関係者以外にも、コスプレイヤーやちょっとオシャレな普通のOLなど、一般の職業を持つ人もアドバイザーとして登録されている。

利用方法は、まずサイトからお好みのアテンダントを選んで申し込みをし、その後に申込者、アテンダント、運営の三者間でのLINEグループが作られる。そして、LINEでのやりとりから、指定の日時にアテンダントと待ち合わせ、ファッション提案を受けることができる。ファッションセンスのスキルシェアが売りのサービスだ。

 

「ファッションアテンダント」開発の経緯

 

代表 横路 一樹(Yokoji Ikki)

高校、大学生時にスニーカー収集、フリーマーケットにはまり衣料品販売の商売を開始。事業が軌道に乗り大学中退後に起業。ブランド古着屋DIGRAGグループ創業者。現在は2度目の起業で「世の中の常識を破壊して、当たり前を作る」“ファッション×IT”で世の中を良くしていくことをビジョンに掲げ、事業に取り組んでいる。

 

– このサービスの開発に至った経緯から教えて頂けますか?

 

横路 5年ほど前ですが、とある自営業で稼いでいる方からパーソナルスタイリストの仕事の依頼が届いたんですね。

彼にシンプルかつ小綺麗で女性受けしそうなコーディネートを提案し、白シャツなど長袖シャツと白スニーカーを購入していただきました。ただ、その方は普段から真っ黒でピチピチの服が好きだったようで、いまいち自分の中でシックリきていないようでした。

ですが、その翌日に私の個人的な10人ほど集まる食事会に参加していただけたのですが、その食事会の格好が前日に買い物した服そのままで来ていただけました。すると、クライアントさんのコーディネートを見た女性参加者たちから、

そのスタイル素敵ですね!」「オシャレな雰囲気です!

と言ってもらえていたんですね。その会の後にクライアントである彼から、

横路さんの提案が同性だったのもあって正直そこまで納得していなかったんですよ。今日でやっと腑に落ちました! ありがとうございます。

と私に声をかけてくれました。

そこで私が感じたことが、業界15年いるプロの意見よりも、世の中の女性の意見の方が響き、素直になれるのだったら、かしこまりすぎないライトな買い物アドバイザーを選べるプラットフォームって、これまでなかったんじゃないかということでした。この一連のシチュエーションが原点となり、それがファッションアテンダントというサービスを始めたきっかけです。

 

– ユ ーザーの割合は男性が多いのですか?

 

横路 最初はそのつもりでサービスを作っていたんですが、現在ユーザーの6割は女性なんです。私もそうなのですが、男性は人に習ったりする際にプライドが邪魔してしまい、なかなかお金を出してまでやろうとしない傾向があるのではないかとは考えています。ファッションアテンダントの体験に投資できるのは男性よりも女性だなと、このサービスを運営している中で感じています。

 

サービス立ち上げ時の苦悩

 

-ファッションアテンダントは個人事業としてやられていると。Webサイトの立ち上げから、サービスの運用まで全て1人でやられているのですか?

 

横路 立ち上げで一番苦労したことは、ビジョンに共感してもらえ、共にサービスを作ってくれる仲間を集めることでした。私はエンジニアでもデザイナーでもないので、頭の中の構想と熱い想いがあったとしても形に出来ません。「自身で勉強してプロトタイプくらい作れよ!」という声もあるとは思いますが、人は得意な事に専念したほうがスピードと結果が望めるので、自分はサービスのコンテンツとなる”アテンダント集め”と全体のプロデュースに専念することにしています。

SNSで呼びかけたり、自分のネットワークで新しいサービスの立ち上げに興味のある方に声をかけていきました。ITのイベントや勉強会にも足を運んでいました。今思えば、ファッション業界の人がなぜIT業界のイベントに? と周りは思っていたかもしれません。

他にもクラウドソーシングを使って「ファッション×IT」のサービスの立ち上げに関わりたいという人を募っています。

その結果「目に見えない経験とセンスに明確な価値をつける」というビジョンに共感してもらえ、プロジェクトに参加してくれる方が集まり、各分野のスペシャリストたちで本業の傍、サービスを開発していました。

副業感覚ではなく「ファッション×IT」に情熱を持って取り組んでくれる仲間、といったところではあったのですが、運営していくうちに方向性の違いから一旦チームを解散することになり、現在は仕切り直しをしているタイミングです。

 

 

-「ファッションアテンダント」に登録されているアドバイザーの方はどのように集められたのですか?

 

横路 アテンダントは私の横のつながりから募っています。18歳の大学生の時に代々木公園のフリマで商売を始めてからアパレル業界にどっぷりだったので(笑)。

アテンダントも最初は首都圏在住の10人ぐらいからスタートしたのですが、有難いことに現在は関西をはじめ、札幌、福岡などのエリアや、驚くことにパリ、ロンドン、アムステルダム、台北、上海、香港、シンガポール、ストックホルム、デンマークの方など含めて250人程にまで増えました。

最初は私の方から「買い物アドバイザー(アテンダント)登録してやらない?」とアプローチしていたんですね。

サービス開始当初から、センスを売る、買ってもらうというプラットフォームのためには、アテンダント選びは大変重要で、誰でもかんでもアテンダント登録できるようにしないという姿勢を貫いていました。それもあってか、

アテンダントになりたいです!

とネットからアポイントや知り合いからの紹介がくるようになり、Skype面談などで対応しています。

 

-「ファッションアテンダント」を運営していて、どういう時にやりがいを感じますか?

 

横路 クライアントであるユーザーから感謝の声が上がる時はもちろんなんですが、特にアテンダントをやられている人から、

自分のファッションセンスを提供して、ありがとうと言ってもらえる瞬間が嬉しい! とてもいいサービスですね。」

とか、

空き時間でファッション提案という副業ができるのは、ありがたいです!

などという言葉を聞くと、このサービスを立ち上げて本当に良かったなって、そう思います。

 

若者に向けたメッセージ

 

– 起業を通じて得た経験から、これからのキャリアを考える学生や若者に一言お願いします。

 

横路 私の意見は2点あります。1点目が、最近の学生は賢いので損得で考えて動かない人が多いということ。本能や情熱、自分がやりたい! と思うことがあっても、頭の中で先々まで考えてしまって、チャレンジをしない人が多いのではないでしょうか。

2点目が、「起業する」ことがゴールになっている人も多いということ。私の場合は、起業がしたい! ではなく、自分のやりたいことを突き詰めていった結果、起業という手段をとりました。なので、自分のやりたいことを見つけて、それに情熱を持って取り組むことをおすすめします。

 

終わりに

自分はどんな服装が似合うのか? ファッションリテラシーのある人に意見をいただく機会が得られるファッションアテンダント。買い物好きな人もこのサービスをきっかけに、ファッションの更なる楽しさ、奥深さを見いだせるかもしれない。

現在は一般ユーザーだけでなく、企業の社員に利用料を会社負担で使ってもらえる福利厚生プランや、1対1だけでなく複数人で使えるプラン、自身で使うのではなく体験型チケットとしてプレゼントするプランなど様々なシーンに対応できるプランが用意されている。

他サービスの展開も並行しており、ファッションだけでなく、インテリアの買い物、ホームセンターでの材料調達から設置までを内装職人に依頼できる「インテリアDIYアテンダント」や、実際に会って街で買い物をするだけでなく、ライブチャットを使ってアテンダントさんとネットの買い物を一緒にするサービス「チャットバイザー」もテスト運用中であるとのこと。

 

 

ファッションアテンダント

HP:http://fashion-attendant.com/

“買い物を、もっと楽しく。”

「ファッションアテンダント」は「世界のクリエイターやその道のスペシャリストに自身のセンスと経験をお金に変える新しい働き方を広める」という理念を掲げてサービスをスタートさせました。